「センサーもディスプレイもモータードライバも繋ぎたいのに、GPIOピンが全然足りない…!」
Raspberry Pi Picoで電子工作を楽しんでいると、必ずといっていいほどこの壁にぶつかりますよね。特にプロジェクトが複雑になってくると、ピン不足は本当に頭が痛い問題です。
そんな悩みを一気に解決してくれるかもしれないボードが登場しました。Clintech Pico Boardです!🎉
Clintech Pico Boardってどんなボード?

通常のRaspberry Pi Pico 2が外部に出しているGPIOは26本。これでも十分に感じる方もいるかもしれませんが、複数のI2Cデバイス・SPI通信・PWM制御などを組み合わせると、あっという間にピンが枯渇します。
ここが重要ポイントです。RP2350チップ(今回はRP2354B)は本来48本のGPIOを内部に持っています。でも通常のPico 2フォームファクタでは26本しか外に出ていないんですよね。残りはチップ内部に眠ったまま、という状態です。
Clintech Pico Boardはこの「眠っているピン」を全部起こして外部に引き出した、いわば「GPIOをフル解放したPico 2互換ボード」です。フォームファクタ(サイズ・形状)はPico 2と同じなので、既存のプロジェクトにそのまま差し替えができる点も魅力的です✨
48本GPIOで何が変わるの?
ざっくりとした変化をまとめるとこんな感じです。
- ✅ I2Cバスを複数系統同時使用できる
- ✅ SPIデバイスをチップセレクト不要で複数接続できる
- ✅ PWM出力を大量のサーボ・LEDに割り当てられる
- ✅ ピン競合を気にせず設計できる
たとえばロボットカーを作るとき、モータードライバ・超音波センサー・OLEDディスプレイ・ライントレースセンサーをまとめて制御したくても、通常のPicoではピンが足りずに妥協しがちです。Clintech Pico Boardならそのストレスが大幅に減ります。
MicroPythonでの使い方イメージ
MicroPythonで追加ピンを使うときのコードはこんな感じです。通常のPicoと書き方は変わりません。
from machine import Pin, I2C
import time
# 通常のPicoでは使えなかった高番号ピンも普通に扱える
led1 = Pin(0, Pin.OUT) # 通常のGPIO
led2 = Pin(32, Pin.OUT) # 拡張されたGPIO(Clintech Pico Board固有)
# I2Cも複数系統同時に使える
i2c0 = I2C(0, scl=Pin(1), sda=Pin(0)) # 1系統目
i2c1 = I2C(1, scl=Pin(7), sda=Pin(6)) # 2系統目(ピン競合なし!)
while True:
led1.toggle()
led2.toggle()
time.sleep(0.5)
ポイントをまとめるとこんな感じです。
- 📌 コードの書き方はRaspberry Pi Pico 2とほぼ同じ
- 📌 高番号のGPIO(例:GP32以降)もそのままPinクラスで指定できる
- 📌 既存コードの移植も比較的スムーズ
こんな人におすすめ!
Clintech Pico Boardは、こんなシーンで特に力を発揮します。
- 🤖 複数センサー・アクチュエータを同時制御したい
- 🖥️ ディスプレイ+通信モジュール+モーター制御を1枚で完結させたい
- 🔬 プロトタイプ開発でピン設計を気にせず試したい
- 📐 Pico 2互換のまま機能を拡張したい
対象読者としては、Pico 2でのプロジェクト経験がある中級者の方がよりメリットを実感しやすいと思います。ただし使い方はPico 2と同様なので、初心者の方が「最初から余裕のあるボードで始めたい」という使い方もアリですよ😊
まとめ
Clintech Pico Boardは、RP2354Bチップが本来持つ全48本のGPIOをPico 2のフォームファクタそのままで使えるようにした、GPIO不足に悩む開発者にとってかなり嬉しいボードです。コードの書き方も既存のMicroPythonと変わらないので、移行コストも低め。
「いつもピンが足りなくて困ってる」という方は、ぜひチェックしてみてください!電子工作の可能性がぐっと広がるはずです🚀
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