「AIってコードを書く補助ツールでしょ?」そう思っている方、多いんじゃないでしょうか。でも最近、AIを単なる開発補助ではなく「人生の管理エンジン」として使うという、ちょっと衝撃的な実践例が話題になっています 🚀
人間のために書かれていないリポジトリ、という発想

dev.toで注目を集めている記事のタイトルが「My repository isn’t written for humans — I run my whole life with Claude Code」。直訳すると「私のリポジトリは人間向けに書かれていない。Claude Codeで人生全体を動かしている」です。
この開発者がやっていることをざっくりまとめるとこんな感じです。
- 📓 日記・自己分析をアプリ化してリポジトリに統合
- 📈 投資管理もリポジトリ内のエージェントが担当
- 👶 育児記録もひとつのGitリポジトリで一元管理
- 🤖 これらを複数のAIエージェントがClaude Code経由で操作
そして最大のポイントが「このリポジトリの主な読者はAIであって、人間ではない」という考え方です。育児休業中に時間ができ、バラバラに動かしていた複数のアプリをひとつのリポジトリに集約したのがきっかけだそうです。
「人間向けに書かない」とどう変わるの?
通常、コードやドキュメントは「人間が読んで理解できること」を前提に書きますよね。でもAIを主読者にすると、設計の優先順位がガラッと変わります。
イメージとしては、こんな感じのREADMEやプロンプトファイルをリポジトリに置くわけです。
# AGENTS.md(AIエージェント向けの指示書の例)
## このリポジトリの役割
このリポジトリはオーナーの日常生活全体を管理するシステムです。
人間ではなく、AIエージェントが主に操作します。
## ディレクトリ構成
- /journal : 日記データ(YAML形式)
- /investing : 投資ポートフォリオと分析スクリプト
- /parenting : 育児記録と成長トラッキング
- /hobbies : 趣味の進捗管理
## エージェントへの指示
- 毎朝 /journal に昨日の振り返りエントリを生成すること
- /investing の市場データを取得し、週次レポートを作成すること
- ユーザーへの報告は Markdown 形式で /reports に保存すること
ポイントをまとめるとこんな感じです。
- ✅ ドキュメントは「人間が読みやすい文章」より「AIが解釈しやすい構造化テキスト」
- ✅ コードのコメントよりも、エージェントへの指示書(AGENTS.md)が重要
- ✅ Gitのコミット履歴がAIの「行動ログ」として機能する
Claude Codeってどんなツール?
Claude CodeはAnthropicが提供するCLI(コマンドライン)ツールで、ターミナルから直接Claudeに作業を依頼できるのが特徴です。単にコードを生成するだけでなく、ファイルの読み書き・コマンドの実行・GitのコミットなどをAIが自律的に行えます。
つまり「お願いしたらリポジトリ全体を操作してくれるAIエージェント」として動かせるんですよね。
この考え方から学べること
「人生全体をリポジトリで管理」は極端な例ですが、ここから得られるヒントは実用的です。
- 🗂 小さなツールを一箇所に集約するだけで、AIが横断的に扱えるようになる
- 📝 AIへの指示書(プロンプトファイル)をコードと同じようにバージョン管理する
- 🔄 自分専用の「AIが動かすシステム」を育てていく発想が、開発の新しい楽しさになる
まとめ
「AIは読者になれる」——この発想の転換が、今回の記事のいちばん面白いところです。コードを人間向けに書くのをやめたとき、AIとの協働の可能性が一気に広がるかもしれません。
まずは自分のよく使うスクリプトをひとつのリポジトリに集めて、AGENTS.mdに簡単な指示を書くところから試してみてください。小さな一歩が、きっと新しい使い方のヒントになりますよ 😊





