子供向けのプログラミングの説明では良く使われる「turtleモジュール」をご存じですか?
実務で使うか?と言われるとその可能性は限られると思いますが、結構面白いと思うのでご紹介します。
なお、もっと詳しく知りたいという方は、書籍を参考になさってください。
こちらでも紹介されています。
turtleモジュールとは
Python2.6から存在する図形を描画することができるモジュールの一つです。
turtleモジュールでは、用意されたメソッドを組み合わせて、図形を描画します。
下の図は上記の公式サイトの最初に紹介されているサンプルを実行したものです。
今回はturtleモジュールの紹介のみで、詳しい使い方などは省略します。
実行したスクリプトはこちら。
from turtle import *
color('red', 'yellow')
begin_fill()
while True:
forward(200)
left(170)
if abs(pos()) < 1:
break
end_fill()
done()
このスクリプトを実行した時の動作を動画でもご紹介します。
while Trueで無限ループにし、ifの条件がTrueになったらbreakで終了するようになっています。
turtleの由来
タートル(turtle)は亀のことです。
上の動画では、線を描画する際に三角が動いていますが、これが「カメ」のアイコンになっていると納得できますね。
上のようにカメを表示するには、
shape("turtle")
を追記すればOKです。
これを追記し、カメが上の円(サークル)を描画するスクリプトはこちらです。
import turtle
from turtle import *
wn = turtle.Screen()
shape("turtle")
circle(100)
wn.exitonclick()
最後の「wn.exitonclick()」で描画終了後に画面を停止しています。
(これがないと描画し終わった瞬間にウィンドウが閉じられます。)
幾何学模様を描いたり、繰り返しの作業が必要な絵を描いたり、Pythonを楽しむのに良いですね。
まとめ
今回はPythonのturtleモジュールを使って図を描画する例をご紹介しました。
この記事では操作方法やメソッドの説明は省略していますが、詳しく知りたいという方は下の書籍でも紹介されていますので、参考にしてください。
Pythonについて詳しく知りたいという方は、こちらの書籍もおススメです。
それでは、ステキなPythonライフを!