「自作ガジェットで音楽を作れたら最高なのに…」そんな夢を週末だけで実現してしまったMakerがいます。🎵
海外のMaker・chrisicksixさんが公開したRaspberry Pi Cyberdeckが、電子工作コミュニティで話題になっています。なんと、Raspberry Pi 4 と Teensy 4.1 を組み合わせて、ポケットサイズのポータブル音楽スタジオを自作してしまったんです。
Cyberdeckって何?まずここから!

Cyberdeck(サイバーデッキ) とは、SF小説「ニューロマンサー」に登場するハッカー用端末にインスパイアされた、自作のポータブルコンピュータのことです。ざっくりいうと「自分好みにゴリゴリカスタマイズした携帯PCを、ゼロから手作りする」文化ですね。
今回のビルドは、そのCyberdeckコンセプトを音楽制作ツールとして昇華させた点がユニークです。✨
中身はどうなっているの?構成を解説
このデバイスのキモとなる構成はこちらです。
- 🖥️ Raspberry Pi 4:Linux側の処理全般を担当
- 🎹 Teensy 4.1:M8 Headless Tracker ファームウェアを実行
- 🎮 チャンキーなハンドヘルドシェル(手に持てるサイズ)
- 🔧 はんだ付けスキルに応じた2通りのビルドパス
特に注目したいのが M8 Headless Tracker です。
M8 Headless Trackerってどんなもの?
M8はDirtywave社が開発したポータブルな音楽トラッカー(Music Tracker) です。イメージとしては「ゲームボーイみたいな見た目で、本格的なシーケンサーや音源が動く機材」という感じです。
そのヘッドレス版ファームウェアをTeensy 4.1で動かし、Raspberry Piをフロントエンドとして使うのが今回のアーキテクチャです。つまり、TeensyがM8本体の役割を果たし、RaspberryPiがその画面・操作インターフェースになるわけですね。
TeensyとRaspberry Piをつなぐ仕組み
2つのボードの連携は主に USB Serial通信 を使っています。Raspberry Pi上では m8c というソフトウェアがTeensyの画面データを受け取り、ディスプレイに表示します。
# m8c のインストール例(Raspberry Pi OS上)
sudo apt update
sudo apt install -y libsdl2-dev libsdl2-ttf-dev
git clone https://github.com/laamaa/m8c.git
cd m8c
make
# → ./m8c で起動!Teensyと接続すれば画面が映る
ポイントをまとめるとこんな感じです。
- ✅ Teensy側は M8 Headlessファームウェア を書き込むだけ
- ✅ Raspberry Pi側は m8c をビルドして起動するだけ
- ✅ USB1本で映像+音声データをやり取り
はんだ付けスキルに応じた2つのビルドパス
このプロジェクトのおもしろいところは、初心者〜上級者まで対応した2段階のビルドオプションがあることです。
- 🟢 かんたんルート:既製のモジュールをそのまま組み合わせ、はんだ付けは最小限
- 🔴 本格ルート:基板設計から自分でカスタマイズ、はんだ付けスキルが必要
「はんだごては持ってるけど、がっつりやったことはない」というレベルの方でも、かんたんルートなら週末2日間でほぼ完成するとのことです。💪
まとめ
今回は Raspberry Pi × Teensy 4.1 で作るポケット音楽スタジオ=Cyberdeck のビルドを紹介しました。M8 Headless TrackerをTeensyで動かし、Raspberry Piで操作するというアーキテクチャは、ハードもソフトも学べる最高の題材ですよね。
「電子工作はやったことあるけど、自分だけのガジェットを作ったことはない」という方、このプロジェクトをきっかけにCyberdeckの世界に踏み込んでみるのもアリですよ!ぜひ挑戦してみてください。🚀
📡 Arduinoをもっと深く学ぼう!
Arduino・ラズパイ・ロボットプログラミングを体系的に学びたい方へ。おすすめのUdemyコースや電子部品もまとめています。





