「模擬試験は受けておいたほうがいい」——資格の勉強をしていると、どこかで必ず聞くアドバイスですよね。

これは本当にそのとおりで、Python 3 エンジニア認定試験でも、本番と同じ形式・同じ制限時間で一度通して解いておくかどうかで、試験当日の落ち着き方がまったく変わります。

ただ、いざ探してみると困るのが、「無料で、しかも解説までしっかり読める模試」がなかなか見つからないことです。無料の模試自体はあるものの、答え合わせだけで解説がなかったり、あっても一言だけだったり。有料の講座なら解説は充実していますが、「まだ受けるかどうかも決めていないのに、いきなりお金を払うのはちょっと…」という方も多いと思います。

そこで今回は、筆者が運営している「Python3エンジニア試験ラボ」で公開している無料の本番形式模試について、YouTubeに1分ほどの紹介動画をアップしたので、あわせてご紹介します。記事の後半では、無料模試をムダにしないための使い方もまとめています。

模擬試験が大事なのは「知識」より「本番の感覚」をつかむため

Python 3 エンジニア認定試験は、基礎・実践・データ分析の3試験とも40問の選択式で、合格ラインは正答率70%です。

試験 問題数 試験時間 1問あたりの目安
基礎試験 40問 60分 約1分30秒
実践試験 40問 75分 約1分50秒
データ分析試験 40問 60分 約1分30秒

数字だけ見ると余裕がありそうですが、実際にはコードを読んで出力を追う問題が多く、1問に時間をかけすぎると後半で焦ることになります。

模擬試験を本番と同じ条件で解くと、次の3つがはっきりします。

  • 時間配分:どのくらいのペースなら最後まで解き切れるか
  • 「知ってるつもり」:テキストでは理解したはずなのに、問題になると解けない箇所
  • 苦手分野:どの章・どのテーマで点を落としているか

講師として受講生を見ていても、テキストは何周もしているのに模試を一度も通しで解いていない方は、本番で「時間が足りなかった」「見たことのない聞かれ方をした」とつまずきやすい印象があります。逆に、早めに一度模試を解いて自分の弱点を知った方は、そこから先の勉強の効率がぐっと上がります。

無料の模試はあるけれど、差がつくのは「解説」

無料で受けられる模試は、ほかにもいくつかあります。試験を実施している協会の公式サイト(pythonic-exam.com)でも、認定スクールなどが提供する模擬試験が紹介されているので、使えるものはどんどん使ってよいと思います。

ただ、模試で本当に大事なのは、点数そのものよりも「間違えた問題を、なぜ間違えたのか理解すること」です。答え合わせだけで終わると、同じひっかけに本番でもう一度引っかかってしまいます。

たとえば、次のようなコードの出力を問う問題があったとします。

def add_item(item, items=[]):
    items.append(item)
    return items

print(add_item("a"))
print(add_item("b"))

2回目の出力は ['b'] …と思いきや、正解は ['a', 'b'] です。

「正解:[‘a’, ‘b’]」とだけ書かれていても、次に似た問題が出たときに解ける気はしませんよね。解説があれば、デフォルト引数の値は関数を定義したときに一度だけ評価されるため、2回目の呼び出しでも同じリストが使い回される——という「理由」まで理解できます。ここまで分かれば、items=None にしておいて関数の中で新しいリストを作る、という定番の書き方にも自然とつながります。

このように、模試の価値の半分以上は解説にあると筆者は考えています。だからこそ「無料で、解説まで読める」模試は貴重なんです。

動画で紹介:本番形式の模試を無料で受ける方法


ここからは、筆者が運営するPython3エンジニア試験ラボの無料おためし模試の紹介です。1分ほどの短い動画にまとめたので、まずはこちらをご覧ください。

動画が表示されない場合はYouTubeで見る

動画の内容を文字でもまとめておきます。

  • ✅ 基礎・実践・データ分析の3試験それぞれ、本番形式の模試を1回分(各40問)
  • ✅ 本番と同じ形式・制限時間つきで解ける
  • ✅ 解き終わるとすぐに自動採点、全問に「なぜその答えになるか」の解説つき
  • ✅ 解説は受験後もいつでも何度でも見直せる
  • ✅ スマホ・PCどちらのブラウザでも受験できる
  • ✅ 必要なのはお名前とメールアドレスだけ(クレジットカードの登録は不要。自動で有料プランに切り替わることもありません)

「どの試験を受けるかまだ決めていない」という段階でも、3試験すべてを1回ずつ解けるので、実際に問題に触れてから受ける試験を決めることもできます。

なお、試験ラボは筆者が独自に作成している教材で、試験を実施している一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会の公認・提携を受けたものではありません。その点はご理解のうえでご利用ください。

無料模試をムダにしないための使い方

せっかくの1回分なので、効果を最大にする使い方もお伝えしておきます。

① 本番と同じ条件で、通しで解く

時間を計り、途中で調べものをせずに40問を解き切りましょう。途中でテキストを開いてしまうと、「本番でどれくらい取れるか」が分からなくなります。スマホでも受けられますが、本番に近い感覚を確かめたいなら、できればPCで解くのがおすすめです。

② 正解した問題の解説も読む

見落としがちなのがここです。「なんとなく選んだら当たった」問題は、本番では外れるかもしれません。自信を持って答えられなかった問題は、正解していても解説を確認しておきましょう。

③ 解説を読んだら、自分の言葉で説明してみる

「なるほど」で終わらせず、「なぜこの答えになるのか」を一言で説明できるか確かめます。コードの問題なら、実際に自分の環境で動かしてみるのが一番の近道です。

④ 結果から、次の勉強の順番を決める

分野別の結果を見て、正答率の低い分野から優先的に復習します。70%に届いていなくても大丈夫。「どこを勉強すればいいか」が分かったこと自体が、模試を受けた一番の収穫です。

試験ごとの出題範囲や勉強の進め方は、以下の完全ガイドにまとめています。

どの試験を受けるか迷っている方はPython資格はどれを取るべき?3試験の比較記事を、実践試験の問題演習をどう選ぶかについては実践試験の模擬試験・問題演習の選び方も参考にしてみてください。

YouTubeショートでは「ひっかけ問題」を毎日配信中

今回の紹介動画を公開しているYouTubeチャンネル「【ゼロ→イチ】プログラミング情報チャンネル」では、ショート動画で試験に出るひっかけ問題を毎日18時に1問ずつ配信しています。

1問ずつなので、通勤中や休憩中などスキマ時間の練習にちょうどいいと思います。よければチャンネルものぞいてみてください。

まとめ

模擬試験は、合格に向けていちばん効率のいい勉強法のひとつです。そして、その効果を大きく左右するのが解説の質です。

  • ✅ 模試は「本番の時間感覚」と「自分の弱点」を知るために受ける
  • ✅ 点数よりも、間違えた理由を解説で理解することが大切
  • ✅ 無料で解説まで読める模試は意外と少ないので、使えるものは上手に活用しよう

「そろそろ一度、実力を確かめてみたい」と思ったタイミングで、気軽に試してみてください。本番形式の模試を1回解くだけでも、次にやるべきことがはっきり見えてくるはずです。

よくある質問


Q1. 本当に無料ですか?あとから請求されることはありませんか?

無料です。申し込みはお名前とメールアドレスだけで、クレジットカード情報は入力しないため、あとから自動で請求されることはありません。

Q2. 受ける試験がまだ決まっていなくても大丈夫ですか?

大丈夫です。基礎・実践・データ分析の3試験を1回分ずつ解けるので、実際に解いてみてから受験する試験を決められます。

Q3. 協会の公式模試ですか?

いいえ。Python3エンジニア試験ラボは筆者が独自に作成・運営している教材で、協会の公認・提携を受けたものではありません。試験の最新の実施要項は協会公式サイトでご確認ください。

\ 本番形式の模擬試験を、解説つきで無料で /

基礎・実践・データ分析の3試験×各1回分(各40問)、全問に解説がついています。お名前とメールアドレスだけで受け取れます(クレジットカードの登録は不要です)。

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ABOUT ME
やまちゃん
これまで学生と社会人を合わせて5000人以上にプログラミング学習を指導。 ゼロからイチをわかりやすく解説する専門家として活動しており、本業ではArduinoを用いたIoT開発とロボットプログラミングが専門。 Pythonを用いたアプリ開発、ウェブアプリケーションの開発で業務の効率化をサポートしています。